鍵庄はジェットミルによる粉砕技術を用いて、2000 年に海苔の超微粉末を製造することに成功しています。非常に細かい粉末になったことにより、様々な特徴が生まれました。その特徴を簡単にご紹介します。

1. 栄養の吸収が良くなる

海苔はもともとマルチな栄養成分を持つ食材ですが(表1)、の栄養素は堅い細胞壁が障害となって、その全てを吸収できるわけではありません(図1・写真1)。

そこで、粉砕により非常に細かい超微粉末にすることで(写真2)、堅い細胞壁を壊し栄養成分の吸収率をアップさせることができました。(図2)

2. 生理活性

これにより、海苔の持つ様々な機能性を存分に引き出すことができました。海苔の代表的な機能性についてはこちら

3. 新しい商品作り

粉末にすることで形状的制約が無くなり、今まで難しかった食品材料に容易に添加できるようになったために、海苔が活躍できるシーンが広がりましたので色々な食品開発に役立ちます。また、超微粉末海苔は非常に細かいため各種粉末とムラ無く混ざり、違和感がありません。現在までに使われた事のある分野は下記の通りです。

麺類(そうめん・そば・うどん・パスタ) ⇒ ツルッとした食感に
パン類 ⇒ 風味づけ・栄養補完に
お菓子(米菓等)・ケーキ類 ⇒ 風味・色づけに
ドレッシング・ソース類 ⇒ 風味・色づけに
シーズニング(ふりかけ等) ⇒ 風味付けに

などです。その他、新しい商品作りに是非お役立て下さい。
(上記を含む応用分野の一覧はこちら

「国際粉体工業展 東京2022」出展予定

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