粉砕装置

●ジェットミル粉砕装置

空気の流れで原料を粉砕する装置で、マッハ2.5の旋回気流を狭い空間に発生させ粉砕していきます。非常に細かく粉砕できるほか、分級装置と連動させて粉砕物を大きさで分別することも可能です。

左:ジェットミル粉砕機写真(全景) 右上:ジェットミル粉砕機写真(粉砕機本体)

右下:ジェットミル試験機

●ボールミル粉砕機

ポットの中に原料とセラミックのボールを入れて回転させることにより粉砕します。

●粗粉砕機

ピンミル方式の粉砕機。0.5mm・1mm・2mm等のスクリーンがあり、要望に合わせてスクリーンを変更することで回収する粉砕物の大きさをコントロールします。また、ジェットミルに投入する前に粗粉砕の工程が必要な場合にも使用します。

●分級機

粉末を大きさで分別することを分級といいます。これはそのための機械で、主に粗い粒子を取り除くために用います。粉砕機と接続して粉砕と同時に分級することもできます。

殺菌・乾燥装置

●殺菌装置

過熱水蒸気を用いた蒸気殺菌機です。殺菌時間を変更する事により耐熱性菌の殺菌にも対応します。静置式殺菌装置は3~6分程度の殺菌時間で、通常の食品素材の他、溶解性のある素材やコンタミを嫌う白色素材の殺菌に向いています。撹拌混合式は30秒~2分程度の殺菌時間で粒状の素材に向いているほか、過熱水蒸気による焙煎等、特殊な加熱処理も可能です。

左:過熱水蒸気静置式殺菌装置 右:過熱水蒸気攪拌混合式殺菌装置(MGS)

●熱風乾燥機

熱風通風式の棚段乾燥機です。50~80℃の熱風を送風させて乾燥します。

※右側が開扉、左側が閉扉状態になっています

造粒・打錠装置

●造粒装置

流動層式・撹拌式の2種の造粒機を用い、用途(溶解性向上・ハンドリング向上)に合わせた造粒を行います。流動層式は比較的柔らかな溶解性の良い造粒物に仕上がり、おもにスティック顆粒等に向いています。撹拌式は重質でより球形に近い造粒物に仕上りますので、おもに打錠・カプセル用顆粒に向いています。また、撹拌式では過熱水蒸気を用いたバインダレス造粒も対応可能です

左:流動層造粒機(フローコーター) 右:撹拌造粒機(過熱水蒸気撹拌混合式殺菌装置)

●打錠機

最大5Tonの圧力で粉末を錠剤に形成するロータリー式打錠機です。1粒200~300㎎程度の錠剤に形成でき、100kg未満のご注文にも対応いたします。殺菌~粉砕~造粒~打錠までの工程を同一工場内で加工いたします。

左:打錠機全景 右:杵臼部

検査・分析装置

●検査・分析室

外部機関による認定を受けた熟練の検査員が細菌検査・粒度分布検査・水分検査・官能検査を行います。

●保有検査・分析装置

・金属探知機
粉砕物を回収・袋詰めの後通過させ、金属混入の有無を調べます。
・粒度分布測定装置
レーザー回折式の粒度分布測定装置により、粉砕物が目的の大きさになっているかを
測定します。粒子の大きさの分布状態も分かります。
・細菌検査関連装置
クリーンベンチ・オートクレーブ・恒温培養装置等があり、加工後(加工前)の細菌
検査を行います。一般生菌(標準寒天培地法)・大腸菌群(BGLB法・DESO法)・真
菌(ペトリフィルム法・ポテトデキストロース法)

「国際粉体工業展 東京2022」出展予定

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